美容業において、接客やサービスはとても大切です。お客様に満足して頂くには、技術だけで無く、接客によるおもてなしがとても大切です。
そこでこの記事では、美容室に大切な接客用語や、美容師として大切なサービスやおもてなしの影響や役割をご紹介したいと思います。
美容室のサービスにおける影響と果たす役割は?
お客様が美容室を選ぶ基準は何だと思いますか?
- 技術が上手い
- 最新のスタイルを提供してくれる
- オシャレ
- 値段が安い
- 立地
などなど、様々な選ぶ基準があると思います。しかし、例え技術が上手くても、最新のスタイルを提供してくれるとしても、オシャレで値段もお手頃で立地が良かったとしても、接客やサービスに不快な思いをしてしまえば、二度とお客様が再来する事は無いでしょう。そして、多くの美容室が接客不良により、多くのお客様を失っているのです。
例え、最初は価格や技術を重視し、来店されたお客様であったとしても、いざそのお店に行くと、接客やサービスをとても重視するということです。
もし、あなたのお店の売り上げが落ちているとしたら、お客様に満足出来るサービスが提供できていないと言うことになります。不満をもったお客様の約9割は不満を直接言ってはくれません。つまり、何も言わずにそのお店に行かなくなるということです。
もし、あなたのお店のお客様が減っているとしたら、もう一度接客やサービスを見直し、お客様が満足してくれる。笑顔になれるようなサービスに改善することがとても重要です。
接客用語の意味
通常、お客様がお店に来店された時、「いらっしゃいませ」と挨拶します。しかし、何故このように挨拶をするのでしょうか?私たち美容師が使っている接客用語には、それぞれ意味があります。
そして、それらの意味をしっかり理解したうえで使わなければ意味がありません。中には、接客用語がただの掛け声のようになってしまっているお店もあります。これでは、お客様がまた来たいと思うような美容室にはなりません。
お客様は、あなたの美容室に行く前までに、様々なことを考えています。「そういえば最近新しくできた美容室も気になるな」「最近あそこの美容室をよくインスタで見かけるけど良いのかな?」「友達のカラーとってもキレイだから私も同じ感じにしてみたいな」
など、美容室を選ぶ前までに、様々なことを考えながらあなたの美容室を選んでいるのです。そう思うと、お客様が自分のお店を、数ある中から選んでくれたという事は凄い事ですよね。そのことを忘れず、どのような気持ちでお客様を迎えるのか?よく考えることがとても大切です。
美容室における大切な接客用語とは?
では、美容室における基本的な接客用語の意味と使い方を紹介していきたいと思います。
「いらっしゃいませ」
数ある美容室の中から、当店を選び、おいで頂きましてありがとうございま素と言う意味。出会いの言葉である。
「かしこまりました」
お客様の言葉を確かに受け取り、それを実行しますの意味。
「少々お待ち下さいませ」
只今急いで準備しております。ほんの少しだけお待ちください。
「大変お待たせいたしました」
お待ちいただきありがとうございます。という感謝の意味。
お待ちいただき申し訳ございません。というお詫びの意味。
この二つが含まれている。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
商品をご購入いただきありがとうございます。当店を選んでいただきありがとうございます。再度ご来店いただけるようなお願いと、感謝を表す。
「恐れ入ります」
お客様に対するお願いや依頼の意味。何々して頂けますでしょうか?丁寧にお客様にお願いすること。
「申し訳ございません」
お詫びの言葉。気配りや配慮が行き届かず、お客様に申し訳ない事を致しました。誠意を込め、丁寧にお詫びすること。
このように、接客用語にはしっかりとした意味があります。つまり、ただの掛け声ではお客様には伝わりません。伝わらないという事は、全く意味のない事をしているのと同じです。
例えば、「すいません。少しお待ちください」と言われ、散々待たされたらお客様としては不快ですよね。しかし、そこでスタッフが誠心誠意込めて、しっかりとした対応をしていたら、お客様としては待たされること自体は不快であっても、スタッフの対応には好意を持ってくれるかもしれません。
勿論待たせないというのが一番なのですが、美容師という仕事は、時としてお客様を待たせてしまうこともあります。言葉を伝える時は、その意味まで考えるようにしましょう。
ドラゴン桜という漫画をご存知ですか?昔、映画にもなり話題になりましたが、その漫画の中で、とても良い言葉があったので紹介したいと思います。
「ありがとうございました」という言葉は、お店のスタッフが言うものではない。来て頂いたお客様に満足して頂き、本当に来て良かった。またきたい。「ありがとうございました」という、お客様に言われる言葉でなくてはならない。
いかがですか?とても深いですよね。普段ありがとうございましたという言葉は、お店に来て頂いてありがとうございました。とお店側が使いますが、本来は、お客様に感謝される言葉でなくてはなりません。
来て頂いたお客様に、どれだけ「ありがとうございました」と言っていただけるか?これこそが、私たち美容師が目指す、最高の接客とサービスの対価ではないかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
美容室の場合、あまりにも硬い接客用語は、実はお客様のウケが悪かったりもします。少し崩した言葉で、あえて接客することもあります。しかし、どんな言葉を使おうと、まずは基本ありき。そして、その意味を理解してはじめて、お客様に伝わります。
どんな言葉を使おうが、どんな丁寧な対応を使用が、受け取るお客様を無視していては、良い接客、良いサービスとは言えません。しっかりとお客様をおもてなし、気持ち良く帰っていただく。そして、「ありがとうございました」とお客様自身に行ってもらえ、また来たいと思うような接客を心掛けましょう。