美容師に年齢制限や限界はあるのか?そう聞かれたら僕は「あります」と答えます。
これは美容師だけではなく、どんな仕事にも年齢制限は存在しますよね。自分では大丈夫だと思っていても、周りから見ると厳しいかも。なんてことはどんな仕事でもあるはずです。
美容師は国家資格だし、手に色があるから一生働くことができる。そう思っている人は非常に多いですが、実はどんなことはありません。
美容師にも年齢制限や限界はあります。デビューしてから引退まで、意外とすぐ来てしまいます。
そこでこの記事では、美容師の年齢制限や限界について。デビューから引退までを考えて見たいと思います。
記事の内容こちら
美容師に年齢制限はあるの?
美容師は基本的に手に職があるので、自分で辞めない限りは働けると思っている人がいます。
しかし実際にはそんなことはありません。美容師のも、年齢制限や限界はあるのです。
どんな仕事にも年齢制限や限界はある
例えばスポーツで例に出してみるとします。
皆さん、サッカーはご存知でしょうか?詳しいルールはわからないまでも、おそらく全員サッカーがどんなスポーツなのかはわかりますよね。
ちなみにサッカー選手の選手寿命ですが、平均で2年だと言われています。おそらくほとんどの人が、「えっ?そんなに短いの?」とビックリされたのではないでしょうっか?
大体のイメージでは、選手は30前半〜半ばくらいで引退するものだと思っている人が多いと思います。
しかし、そんなにも長く活躍できる選手はほんの一部だけしかいないということです。そんな中あのカズ選手は50歳を超えても現役選手ということで、どれだけすごいかが際立ってますよね。
美容師の年齢制限は?
美容師の場合は年齢制限はあまりないと思っている人が多いと思います。
将来独立さえすれば、おじいさんおばあさんになってもカットできる。美容師を続けることができる。そう思ってローンを組んで一軒家を購入。夫婦2人で家族経営だ。
何て考えている人いますよね。しかしそれって、一体何歳まで働けるんですか?という話です。
35年ローンを組んで返済が終わるのが75歳。どうでしょうか?現実的に可能でしょうか?
可能かもしれませんが、この言葉がセットでついてきます。「健康ならね」。しれ
サッカー選手の場合は、契約さえしてくれればサッカー選手としてプレーすることはできます。
美容師であれば、健康でお客様さえ来てくればカットすることができます。
つまり、確実に年齢制限はあるということです。
何歳になっても美容師は続けることができる。もし本当にそう思っているのだとしたら、一度しっかり考え直した方が良いかもしれませんね。
美容師の限界は?
続いて美容師に限界はあるのか?ですが、これも当然ですがあります。
美容師はただ単に髪がカットできれば良いというわけではなりません。流行のヘアスタイルは頻繁に変化するため、常に勉強が必要です。
そこで、どうしても年齢的な限界というのは見逃せないと思います。30代〜40代になると、若い時と同じように流行を追い求めることができません。
僕は音楽が大好きだったので大人になっても流行の音楽は押さえておく自信があると思っていました。しかし今はどうでしlょうか?
最新の音楽が全くわからなければ、音楽自体完全に興味が無くなっています。
自分は大丈夫だ。そうは思っていても、実際に自分がその年齢になったら嘘のようにわからなくなってしまうのです。
歳を取った美容師は就職できない
一般社会と同じように、年齢を重ねれば重ねるほど就職することが難しくなります。
しかし、美容師の場合は国家資格だし、年齢関係なく雇ってくれるでしょう。しかも技術と経験値も増えるわけだから、絶対需要あるよ。
そう思うと思います、しかし、40歳を過ぎた美容師は需要が無くなって来ます。
僕が経営している美容室でも40歳以上の美容師から募集がたまにありますがl、基本的にお断りしています。
40歳以上の美容師を雇わない理由
どの企業もそうだと思いますが、40歳以上の人は就職が難しいのは事実です。
美容師の場合も同様で、40歳以上になってしまうとその店舗の店長。もしくはオーナーよりも年齢が上になってしまう場合があります。
そうなると美容室として扱いが難しくなってしまいます。その為、40歳以上の美容師はお断りしてしまうケースが多いのが現状です。
例外もある
先程40歳以上の人は採用が難しいと話しましたが、例外もあります。
例えば、美容室のスタッフの平均年齢が40歳近く、新しく入っても違和感がない場合は問題ありません。
そうなるとお客様の年齢も比較的高めになってくると思うので、むしろ若いスタッフよりも採用されやすいケースもあります。
そしてもう一つの例外が「顧客がたくさんいる場合」です。この場合、その人がスタッフとして入ってくれるだけで美容室の売り上げがアップする為、即採用になるケースがあります。
このように例外として採用されるパターンはありますが、基本的には40歳を越えるとなかなか採用は難しいと思ってください。
40歳以上の美容師は5%しかいない
40歳以上の美容師は5%しかいないという統計があります。これはつまり、40歳になる前にほとんどの美容師は辞めてしまうということです。
雇ってもらえるもらえない以前に、自ら辞めてしまう人が非常に多いということです。
美容師のデビューから引退までを考える
美容師になるには、専門学校を卒業しなければなりません。働きながら通信で通い、美容師免許を取得するか、もし区は専門学校に行って免許を取得するか。
基本的にこの2つです。
遠回りをしなければ、高校卒業後2年間美容学校に通い、美容師になれます。そこからアシスタント期間が1〜5年。長いともう少しかかる人もいますが、大体はそれくらいですね。
20歳で美容師になって、そこから引退するまでを考えると、大体美容師の限界は20年くらいではないかと思います。
ただ、60過ぎ70過ぎまで美容師を続けている人もいるので、人それぞれですが、一般的な統計でいと。と言うことになります。
40際以上で美容師を続けるのは、独立するしかない
基本的に美容師が40歳以上になっても続ける場合、独立するしかありません。
大手の大きい美容室の場合、幹部として働き続けることもできます。しかし基本的には独立する以外は難しくなってきます。
その為、大半の美容師は20代後半から30代半ばまでには独立を目指しています。
まとめ
美容師は手に職がある為、いつまでも働けると思っている人がいます。しかしそれは大きな間違いであることがわかりましたね。
美容師には年齢制限があり、雇われて働くのは40代が限界です。その後も美容師として働きたければ、独立するか、もしくは大手の美容室として幹部になるしかありません。
気づいたらすぐに30代。40代になってしまいます。
若いうちからしっかりと意識して目標を持って頑張るようにしましょう。