美容師(美容室)はお客様との会話で何を話せばいいの?信頼構築が大事!

いきなりですが、皆さん美容室でのお客様との会話は好きですか?それとも苦手ですか?

美容室に行くと、だいたい1時間近くは滞在するのではないかと思います。カットにカラーにパーマともなると、3時間以上かかる場合もありますよね。何度も通っている美容室ならまだしも、始めて行く美容室では何を話したらいいか分らない。これがお客様の本音です。あなたも苦手かも知れませんが、それはお客様も同じなのです。

 

そこでこの記事では、美容師はお客様とどんな会話をすればいいの?についてお届けしていきたいと思います。

 

この記事を読むとどうなる?
この記事を読むことで、どんな会話をすればいいいのかがわかります。
大勢の美容師さんが勘違いしている会話…..。
何故会話が必要なのか?どんな話をすれば信頼構築ができるのか?その秘密がわかります。

 

ISHII
会話って本当に難しいですよね。僕が思うに、大半の美容師さんは会話を勘違いしています。
ということで、会話についてこれから詳しく紹介していきたいと思います。

 

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美容室での会話って必要なの?

そもそも美容室での会話って必要なのでしょうか?まず答えを述べると、絶対に必要です。

 

美容師に話しかけられるのが苦手。必要最低限以外話しかけてこないでほしい。そう思うお客様が多いのも事実です。では、お客様は何故そのような反応になってしまうのでしょうか?

 

お客様の中には自ら本を持ってきて、美容室での時間を利用して本を読みたいという方もいます。美容室に来たら、新しいファッション雑誌を読みたい。そういう人もいますね。

 

では、僕たち美容師はそんなお客様に対し、本当に会話しなくても良いのでしょうか?

 

会話したくないお客様に対して空気を読めず、ガンガン話してしまう美容師は2流です。お客様が話したくないというのを知った上で、話さずに接客するのは平凡な美容師です。

 

では1流はというと、お客様の悩みを聞き出し。自ら話してもらえるようにすること。これが1流の仕事です。

 

三浦
それはわかるんだけど、一体どうすれば……。

ISHII
大事なのはカウンセリングです。
僕たち美容師は、このカウンセリングでお客様の心を掴まなければいけません。
この段階で失敗すると、美容師としての信頼関係を結ぶのは困難になります。

会話はカウンセリングの質で決まる

カウンセリングは唯一、美容室で会を話したくないお客様でも話をしてくれる場です。ただお客様の言われた通りに話を聞き、そのまま施術を進めていくというのはNGです。
カウンセリングでのポイントは、お客様に話してもらうことです。カウンセリングで重要なのは、お客様に「この人は話しやすいな」「相談しやすいかも」という雰囲気を作り出すことです。

ISHII
買い物とか行って、相談しやすい店員さんと相談しにくい店員さんていない?
まさにあれで、この人にならアドバイスしてもらいたいかも。
そう思われないとダメなんです。

三浦
確かにいますね。逆に、この店員ウザいなって人も多い。
美容室でも、知らないうちにこの美容師ウザいな。って思われてるかも……。

ISHII
その可能性はあるかもね。例えば僕なら服を買いに行っ時、「あっ、その服僕も持ってるんですよ〜〜」。
って話しかけてくる店員。 無理やわ〜〜(笑)絶対買いたくないもん。むしろ、お前誰やねん。逆に一緒の着たくないわ。そう僕は思ってしまう。

三浦
めっちゃわかります……。
あと、その服はどこどこの皮を使っていて……。とかうんちくを述べてくる人。
それ聞いて、「なるほど、〇〇の皮か。絶対買わないと」。とはならないですよね。これ美容室でも当てはまりそうかも!

ISHII
ほんとそれです。皮の説明を聞きたいんじゃなくて、自分に似合うかどうか。それが大切なんですよね。
お客様からしたら、買うことが目的なんじゃない。その服を着てテンションが上がるかどうかとか、周りからかっこいい。可愛いって言われるかどうかとか、着心地がいいとか。それが大切なんですよね。
にも関わらず、店員さんは買わせることが目的だからおかしな接客になってきます。
僕なら絶対にそんなスタッフから服は買わないですね。
わかりやすく、服屋さんの買い物のシーンを例にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?みんななんとなく共感してもらえるのではないかと思います。
カウンセリングで信頼構築していくには、お客様に話をしてもらい、相談しやすい雰囲気を作ることです。そのため、まずはアドバイスをする前に、お客様の悩みや望みをしっかり聞くということをしましょう。

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美容師はお客様とどんな会話をすれば良いの?

僕は基本的にどんな会話をしてもOKだと思っています。ただ、隣のお客様が聞いて嫌な思いをしないような会話にしなければなりません。(下品な話。政治的な会話)その上で大切なのは、自分が喋るのではなく、お客様に話してもらうということです。

 

美容師として、お客様の求めている技術以上のものをて提供するというのは当たり前の話です。どれだけ接客が良くても、ヘアスタイルが下手だとどうにもなりません。

 

ですので、技術は満足してもらえているという前提でお話をしていきます。

 

お客様に楽しいと感じてもらう接客とは?

基本的に人は喋ることが大好きです。

 

デートを例に出しますが、楽しかった〜。また会いたいかも。そう思ってもらうには、相手にたくさん喋らせることです。もしあなたが面白いと思って自分ばかりが喋っているとしたら?これは相手の人からしたらつまらないデートになってしまいます。

 

勘が鋭い人はもうお気づきかもしれませんね。お客様が美容室で喋りたくないのは、美容師の会話がつまらないからです。美容師ばかりが喋っていて、つまらないから喋りたくない。喋りかけないで欲しい。これがお客様の本音です。

 

で、実際どのようにすればお客様は楽しいと思ってもらえるのか?

 

それは、お客様の好きなことについて話をするということです。人は自分の好きなことに対して話をするのは苦ではありません。そして覚えておいて欲しいのですが、人は自分と同じ共通点が多い人ほど、好感を持ちやすくなります。

 

藤本
そんな簡単に共通点なんか見つかるかな?

ISHII
共通点はなくても作ってしまえば良いんです。
趣味の話をしたとして、お客様がカフェに行くのが好きです。と言われたら、「僕も休みの日はカフェでゆっくりして過ごしたいんですけど、オススメのカフェありますか?」
と言った具合に話をふくらませていきます。
こんな感じで無理にでも共通点を作れば良いんです。お客様が猫飼ってるんです。って言われたら、猫可愛いですよね。いつから飼ってるんですか?みたいな感じで、どんどん質問していけば大丈夫です。
もしあなたがお客様の好きな物に対し全く知識がなくても大丈夫です。「えっ?それなんですか?おもしろそうですね」こんな感じで知らなければ教えてもらえば大丈夫です。
こうすればお客様はあなたとの会話が楽しくなるはずです。もう一度言いますが、人は基本的に自分が喋るのが大好きです、そして、自分と共通点が多い人の方が好感を持ってくれます。
必ずしもプライベートな話をしなければならないわけではありませんが、話しやすい人だと思ってもらうのはとても大切なことであることは間違いありません。

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美容師としての専門的な会話は必要?

では、お客様に対して美容師としての専門的な会話は必要でしょうか?

三浦
お客様と楽しい会話をして、相談しやすい雰囲気さえ作れば、美容の話はそんなにしなくていいの?逆にすると面白くなくて退屈してしまうかな?

ISHII
僕達の仕事はあくまで美容師です。いくら趣味が同じでも、話が楽しくても、美容師として信頼されなければなりません。その為、美容師としての話は必ず必要です。

三浦
なるほど。そうですよね。美容師の話は絶対にしないとですね。

ISHII
覚えておいて欲しいのが、自分の話したいこと。知識をひけらかす話をしてはいけません。今やっているのはなんの理由があるのか?どういった効果があるのかなど、お客様を安心させるための説明をしっかりしていきましょう。
さきほどの服の店員さんと同じですがお客様はシャンプーやトリートメントの成分の話が聞きたいわけではないですよね。自分の髪の毛がどうしたら綺麗になるか?サラサラになるのか?それが気になるのです。
美容の話が必要だからと言って、自分に全然関係ない話をされてもそれは全く響きません。髪の話をする時に必ずしなければいけないのは
  1. カウンセリングで悩みを解消する
  2. 今施術で何をしているのかの説明
  3. 今回の施術のこだわりポイント
  4. 仕上げのスタイリング方法
  5. 次回のヘアスタイルのお話
  6. 自宅でのケア方法

この6つを必ずしましょう。いくらお話をしたくないお客様でも、自分の髪の話をして嫌がる人はいません。楽し会話の前に前提となるのが、美容師として評価して貰うことです。

美容師としても信頼しているし、更に会話をしていて面白いとあれば、余程の事が無い限りお客様はリピートしてくれるはずです。

 

楽しい会話=信頼ではなく

  1. この人しゃべりやすいかも?相談しやすそう
  2. 髪の知識も豊富だし、安心して施術を任せることができるな
  3. 技術も丁寧だし、スタイリストとしても信頼出来る
  4. 話も楽しいし、とても良い時間が過ごせたな。また来たいな。

 

これがリピートに繋がるわけです。ただ楽しい会話をすれば良いわけではなく、美容師としてしっかりとした会話があるからこそ、信頼に繋がります。よって、美容師が美容の話をするのは絶対に必要だと言うことです。

まとめ

今回の記事では、美容師としての会話について紹介させて頂きました。

 

確かにお客様の中には、会話が苦手という人はいます。しかしそれは会話をしたく無いのではなく、意味も無い会話はしたくない。つまらない会話は必要無い。そういう意味です。会話が苦手。だから話さない。それは美容師としての仕事を放棄しいるのと同じです。

 

つまらな会話で盛り上がるのではなく、美容師として必要な会話をする。これが一番大切なことです。美容師としてしっかりとした会話をすることで、お客様との信頼関係を築いていきましょう。

 

 

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