美容師さんであれば、これから美容業界がどうなっていくかとても気になりますよね?自分は美容師として生き残っていけるのだろうか?そんな不安に襲われている人も多いはずです。
そこでこの記事では、2019年の美容業界はどうだったのか?そして2020年になり、これからの美容業界はどうなっていくのか?どのようにして生き残っていけばいいのか?紹介していこうと思います。
この記事を読むことで、明日から何をすればいいのか?自分が生き残れる美容師になる為に、どのような考えと行動をすればよいのかが明確になるはずです。是非最後までご覧ください。
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記事の内容こちら
2019年の美容業界はどうだった?
2019年の美容業界についてですが、一番の大きな変化と言えば「増税」ではないでしょうか?この増税を機に「価格を見直した」という美容室も多いはずです。
聞くところによると、ほとんどの美容室が増税を機に値上げをしたとされていますが、今までの美容室の考えだと、あえて値段を上げない。むしろ安くしてお客様が沢山来てくれるようにしたい。
そんな戦略をたてる美容室もありました。しかし不思議なことに、2019年の増税に関しては、そのような美容室はあまりなかったと聞きます。そしてこれこそが、2019年の美容業界の傾向なのではと思われます。
安売りから高単価の美容室へ
安い美容室・普通の価格の美容室・高単価の美容室。これらは今も昔もありました。しかしここにきて、美容師から支持されるようになってきたのが「高単価」の美容室です。
これはひとえに美容師の年齢も上がり、安売り店でがんがんお客様を担当するよりも、しっかりとお客様と向きあい、生涯付き合っていけるような関係を築きたい。高単価で、客数は少なくても稼げる美容室が良い。と思うような美容師が増えてきたということです。
今までであれば沢山入客し、稼ぐというスタイルを好んできた人たちも、今では考えが変わってきました。それは美容師の年齢が上がったと言うのも一つの理由ですが、安売り店で働いても自分の生涯の顧客にはならない。
更に、自分自身が独立した際に、安売り店を作りたいわけではないので、自分自身がやっていることが意味なく感じてしまうなど、様々な理由から、安売りの美容室から高単価の美容室に変化しようとしています。
SNSでの個人集客がより身近になった
Twitterやインスタ、更にyoutubeやTik Tok、2019年はまさにSNSの時代だったと思われます。そしてその波に乗った美容師さんは今まで以上に成果を出し、そうでない美容師さんは、かなり遅れを取る形になりました。
とは言え、目に見えて遅れているなと言う感じではなく、目に見えない部分で、将来的に大きな変化が出てくるのは間違いありません。
2019年の美容業界は、これまで以上に美容師としの腕だけでなく、発信力や影響力を持つ美容師さんが活躍する年になりました。そしてこれから2020年以降、もっと明確にその差は広がることと思われます。
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2020年の美容業界はこうなる?
2020年の美容業界はどうなっていくのか?これは先程もお話したように、『個』の力が大きく左右される時代になると予測されます。
集客はサロンに頼り切りの状態。自らは何もせず、毎日同じようにサロンワークをしているだけ。このような美容師さんはどんどん必要とされなくなります。
そして美容室に目を向けると、しっかりとした『価値』を届けることができるかどうか?これが非常に大事です。そうすることで、お客様が『通う理由』をはっきりさせることができ、あなたの美容室でなければダメ。そう思って頂けるような美容室になります。
基本的に今までもそうだったと思いますが、これからの時代はより、お客様が『価値』を求めて来店されます。どこの美容院でもいいわ。ではなく、あなたに担当してもらいたい。あなたでなければダメ。
と言ったように、値段ではなく、人の魅力が重要になってきます。つまり、安くて適当な仕事をしていてはお客様は満足しません。安かろう悪かろうでは通用しなくなるのです。
そこで、2020年は「自分のファンを沢山つける」。これがとても大切ですね。今までのお客様はもちろん、自ら美容に関する情報を発信し、新たなお客様に来店して頂く。
この発信力こそが、2020年の美容業界【美容師)に求められる力になると思われます。
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これから先、生き残っていける美容師になる方法
美容師として2020年、そしてこの先も生き残っていく為に必要なことはなにか?それを具体的に年齢と共にご紹介していきたいと思います。
20代の美容師がやるべきこととは?
20代の美容師がまずやらなければいけない事。それは「将来どうしたいのかを考える」ことです。
なんとなく独立したい。何も考えずに美容師を続けている。このような状態で20代を過ごした場合、30代で待ち受けてる現実はかなり悲惨なものとなるでしょう。
私は多くの美容師さんを見てきましたが、成功している美容師さんの多くは、20代の頃からしっかりとした夢や目標を持ち、常に前向きな状態で頑張っていました。
逆にいつまでたっても独立しない。サロンの責任者でもなく、ただの雇われ美容師の一人としてダラダラ過ごしてきた美容師さんはtと言うと、必ずと言っていい程、サロンやスタッフの愚痴を言います。
最悪なのは、自分に指名が付かないのは客が悪い。店が悪い。なんてことを言いだし、全てを人のせいにします。もうそうなってしまった場合、美容師としての成長もなければ、将来もありません。
そうならない為にも、20代のうちは経験を積みながら、SNSで発信すること。そして、常に自分はどうなりたいかを考えることが大切です。目標もなくただ過ごすのだけは辞めましょう。
そして、その目標達成の為に頑張ることを怠ってはいけません。ただひたすら頑張るのではなく、しっかりと目標を立て、「計画的」かつ「戦略的」に20代を過ごして下さい。
30代の美容師がやるべきこととは?
30代の美容師になったあなたは、今どのように過ごしているでしょうか?独立に向けてしっかり計画的に進んでいれば問題ありませんが、まだこの先どうしようか悩んでいるのであれば、正直非常にマズイといえます。
もしそのようにまだ、この先どうしていきたいか迷っているのであれば、厳しい言い方ですが、「美容師を諦める」という選択も視野に入れておくべきではないかと思います。
このままずるずる続けるよりも、思い切って新しい事に挑戦する。それも一つの手段としてありだと思っています。
しかしそれでも自分は美容師を続けたいと思うのであれば、今からでも遅くありません。1年間真剣に美容師と言う仕事に向き合って下さい。
そして美容師だけでなく、SNSを仕事だと思い、毎日投稿し分析。更に毎日欠かさずブログを書く。これを欠かさないで下さい。それが可能であれば、30代でもまだまだ十分成功できるはずです。
1年と言う時間はあっと言う間に過ぎてしまいますが、そのたった1年でも真剣に取り組むことができれば、人生は劇的に変わります。何も考えず、毎日の日常を過ごしてきた人に成長はありません。
30代ともなれば美容室での立場は上になり、後輩を任されることも多くなるはずです。しかしそれだけでなく、自分自身ともしっかり向き合って下さいね。
40代の美容師がやるべきこととは?
40代の男性美容師となると、続けているのは実に5%しかいないそうです。そしてその5%ほとんどは経営者であるという事です。つまり、大半の美容師は40歳になる前に何かしらの決断に迫られてしまいます。
- 独立し、自らがオーナーとなる
- サロンの幹部となり、美容師を続けながらも会社経営に携わる
- 美容師を辞め、新たな職に就く
ほとんどがこの3つのどれかに当てはまります。
もしあなたが40歳の美容師として、上記のどれにも当てはまらない。しかし美容師は続けたいと思うのであれば、選択肢は3つです。
- 1000円カットで働く
- 訪問美容師になる
- フリーランス美容師を続けながら副業をする
このどれか3つであれば、美容師を続けることは可能になります。一般的な美容室でいつまでも働くというのは、現実的ではありません。
オーナー美容師以外の年配の男性美容師で、美容室でサロンワークをしている姿ってあまり見かけませんよね?美容室側としてもおじさん美容師は求められていないのです。
では、具体的に40代の美容師さんでやらなければいけないことあなにか?ですが、ここまで来てしまったという事は、言い方は悪いですが、「正直なところ何も考えてこなかった」。と言えるはずです。
そこで、今からでも遅くないので、将来どうしたいのか?どうなっていたいのかをもう一度見つめ直して下さい。そして、その目標に向かって頑張ってみて下さい。
目標を達成できない人の共通点として、ゴールが決まっていない。というのが挙げられます。例えばですが、あなたが東京から北海道まで行くとしたらどのようなルートでいきますか?
おそらく、大半の人は飛行機ですよね?もしかしたら飛行機が苦手な人は新幹線かもしれません。車が好きな人は車で行くはずです。では、最速で行きたいなら?となったら飛行機ですよね?
このように、目的がやゴールが決まっていれば、何がよいかすぐ選択できるはずです。しかし結果が出ない人は、何となくでやってしまうので、先ほどの北海道の話で言えば、自転車や徒歩で向かっているのと同じような感覚なのです。
確かに行けなくもないですが、あまりにも大変なため途中で挫折してしまいます。そうならない為にも正しい方法を選択し、行動することが大切なのです。そしてそうなる為には、何となくではなく、明確なゴールを設定することが大切だと言えるでしょう。
おそらく、40代でも雇われで美容師をしているという事は、まず間違いなくこのような傾向があると思います。もし今の考えのままだとすると、この先40代も何も変化なく、50代を迎えるはずです。そうならない為にも、まずは人生設計をしっかり立てて下さいね。
美容師のこれからまとめ
いかがでしたか?
2019年・2020年と美容業界は常に変化しています。私が美容師になりたての頃は、ホットペッパーと契約している美容室は安売り店でダメなサロン。というイメージがありました。
しかし今はどうでしょう?逆にホットペッパーはやって当たり前。高いプランで契約していないと集客できない美容室だ。みたいな感じで思われています。
このように、これからの美容業界はどんどん変化していくことが予測されます。美容師は職人であることに変わりありませんが、技術だけ追求すれば良い職業でもありません。
今回お話したことは、美容師としていく残っていくことのほんの一部かもしれません。また2020年になったら、新しい何かが生まれることも十分に考えられます。
そんな時、時代の流れに乗ることができるのか?乗らずに自己流で我が道を進むのか?この柔軟性こそが、これからの美容師には必要だと言えるでしょう。
そして、しっかりとした目標や夢を立て、達成までを逆算して考える。その過程の中で、様々なものが変化するのはごく当たり前の事です。自分の思い通りにいかないことなんて多々あります。
むしろ、思い通りに行かない事の方が多いはずです。だからこそ、目標を見失わずに新しい事にも柔軟に挑戦する。そんな美容師だけが生き残ることができるのではないでしょうか?
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